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はじめに可動堰ありきでもなく、はじめに反対ありきでもない。

吉野川をわたしたちが考えるために、どうぞ読み進んでみて下さい。









第十の堰を知っていますか?


どこにあるの?

いつできたの?


なぜできたの?

どんな堰なの?




改築事業計画を知っていますか?


改築ではない、つくられるのはまったく別のもの

長良川と同じ河口堰、さらに大型

私たちが支払う巨額の工事費、維持管理費

計画は机上で生まれた





どこにあるの?
吉野川の河口から約14q上流、名西郡石井町藍畑(旧第十村)。
北岸は板野郡上板町。ちょう海水と淡水が出会うところです。


いつできたの?

今から245年前


なぜできたの?

かつては旧吉野川が本流で、現在の吉野川は別宮川と呼ばれていました。
この川幅を広げたところ、本流よりもたくさんの水が流れるようになった
ため、本流での農業用水の確保のために農民の手によってつくられました。



どんな堰?

青石を石畳状に敷きつめて川底を盛り上げた美しい堰
二段構えの斜め堰という構造は、自然の変化に対応できる柔軟さをもっています。
自然と共に生きてきた昔の人の、知恵の結晶です

昭和に入って表面にコンクリート補強もされましたがほぼ原型を保っています。
川底を盛り上げただけなので、水を溜めることもなくさらさら川は流れています。
水量の少ないときにも基礎の石の間を水が透過し、地下を伏流水が流れ、
たくさんの生き物を育んでいます。

釣りをする人、散歩をする人、水遊びをする子供達・・・堰には人の姿が絶えず、
川の一部としてずっと地域で親しまれてきています。






改築ではない、つくられるのはまったく別のもの

建設省は今の堰を壊して、第十堰より1.5km下流に、大きな鉄とコンクリートの
ゲート(可動堰)をつくろうとしています。改築ではなく、別の場所に、まったく別の
ものを新築するという計画です。




長良川と同じ河口堰、さらに大型

吉野川の川底をコンクリートで固め、あのとうとうたる流れを鉄のゲートでせき
止め、大量の水を溜めるこの堰は、長良川と同じゲート式の河口堰。
そしてさらに大型。堰というよりダムを想像してください。




私たちが支払う巨額の工事費、維持管理費

大きすぎてピンとこない数字ですが、工事費は1040億円以上とのこと。
維持管理費は毎年6億9000万円。
(実際は倍以上かかる見込み)すべてわたしたちの税金です。




計画は机上で生まれた

治水利水目的の特定多目的ダムという位置づけ
150年に1回おこるかもしれない日本一の大洪水を想定して計画されました。
しかし、この計画だと可動堰に加えて、上流に巨大ダムをあと4つも建設しな
ければ防げない程、大きな洪水の想定になっています。